
みなさんは、eスポーツにどんな種類(種目)があるのかご存知でしょうか。
そもそもeスポーツとは、Electronic Sports(エレクトロニック・スポーツ)の略称で、直訳すると電子スポーツとなります。
電子機器を用いて行う娯楽・競技・スポーツ全般を指し、コンピューターゲームやビデオゲームを仕様したスポーツ競技のことです。つまり、複数人のプレイヤーで対戦するゲームを、スポーツとして解釈し「eスポーツ」と呼んでいます。
今回は、そんなeスポーツの主な種類(種目)について詳しく解説していきます。
目次
eスポーツの種類(種目)①:格闘
格闘ゲームは、体力ゲージがなくなる、もしくはタイムアップで勝敗が決定するというシンプルなルールです。eスポーツの中で、日本で開発されたゲームが多いのが特徴で、日本人プレイヤーが多く活躍しています。
日本では、eスポーツ団体である「JeSU(一般社団法人日本eスポーツ連合)」がライセンスを発行しているゲームが多く、大会も頻繁に開催されています。そのため、注目されやすい種類といえます。
格闘ゲームの代表的なタイトルは以下の通りです。
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- 鉄拳シリーズ
- ストリートファイターシリーズ
- DEAD or ALIVEシリーズ
- GUILTY GEARシリーズ
- BLAZBLUEシリーズ
eスポーツの種類(種目)②:スポーツ(SPG)
野球・サッカー・ゴルフなど、実際のスポーツを題材としているため、初心者の方にも馴染みやすい種類だといえます。選んだチームの選手を操作して、それぞれのスポーツで試合を行い、得点の多いチームのプレイヤーが勝利となります。
実際のスポーツとは異なる点はありますが、点数などによって勝敗が可視化されるため、見やすいeスポーツです。また、テンポよく試合が進むこともあり、題材となるスポーツを知らない方でも観戦・視聴を楽しめるでしょう。
スポーツゲームの代表的なタイトルは以下の通りです。
- ウイニングイレブンシリーズ
- FIFAシリーズ
- NBAシリーズ
- ロケットリーグ
eスポーツの種類(種目)③:マルチプレイオンラインバトルアリーナ(MOBA)
MOBAは、複数のプレイヤーが協力してチームで戦います。そのため、たとえ1人が強くてもチーム全体が噛み合わなければ負けてしまうため、チームワークが重要な種類です。
PCゲームとして人気が出た種類なので、家庭用ゲームハードより、PCで遊ばれることが多いのが特徴です。プレイ開始してからルールを理解するまでに時間がかかるため、MOBA系をあまり知らない方が観戦・視聴しても、戦っている様子が分かりにくいというデメリットがあります。
MOBAの代表的なタイトルは以下の通りです。
- Dota 2
- League of Legends
- Heroes of the Storm
- Vainglory
eスポーツの種類(種目)④:ファーストパーソンューター(FPS)
FPSとは、First Person Shooter(ファーストパーソンシューター)の略称で、その名前の通り一人称視点のシューターゲームです。
ゲーム画面は、プレイヤーが操作しているキャラクター目線となっているため、武器を持っている腕などしか映りません。他プレイヤーの画面を観るときも、主観的なキャラクター目線の映像なので、臨場感のある映像を楽しむことができます。
しかし、主観的な視点しか観ることができないため、戦況を大きく把握するのには向いていないというデメリットがあります。
FSPの代表的なタイトルは以下の通りです。
- Alliance of Valiant Arms
- コールオブデューティシリーズ
- オーバーウォッチ
- バトルフィールド
- レインボーシックスシージ
- Team Fortress 2
- カウンターストライクシリーズ
eスポーツの種類(種目)⑤:サードパーソンシューター(TPS)
TPSとは、Third Person Shooter(サードパーソンシューター)の略称で、その名前の通り三人称視点のシューターゲームです。ゲームの中の世界を、プレイヤーの意思で自由に移動し、素手や武器などで敵・化物などと戦います。
ゲーム画面は、プレイヤーが操作しているキャラクターの背後からカメラ撮影しているような映像となっています。そのため、常時キャラクターの後ろ姿が映っており、FPSよりも視野が広く、戦況を把握しやすいです。
TPSの代表的なタイトルは以下の通りです。
- Fortnite
- 荒野行動
- PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS
eスポーツの種類(種目)⑥:デジタルカードゲーム(DCG)
DCGとは、カードゲーム系の種類となっており、もともと現実でカードを集めてデッキを構築し、戦うカードゲームをテレビゲーム用に遊びやすくしたものです。現実のカードゲームとは違い、手元にカードを集める必要がないため、遊びやすくなったと感じる方も多いです。
しかし、カードの効果・細かいルールなど、必要最低限の知識が必要なので、遊んだことない視聴者にとっては、試合の優劣などが分かりにくい種類だといえます。
DCGの代表的なタイトルは以下の通りです。
- Hearthstone
- シャドウバース
eスポーツの種類(種目)⑦:リアルタイムストラテジー(RTS)
RTSとは、軍隊などの指揮官となり、命令を出しながら敵と戦うシミュレーションゲームです。他ジャンルのゲームではチーム戦でもメンバーの1人として戦う一方、RTSでは指揮官としてさまざまなキャラクターを操作します。
リアルタイムストラテジーという名前の通り、ターン制ではなく、指揮をしている間も時間が過ぎていく仕組みとなっているため、素早い決断力が重要です。
RTSの代表的なタイトルは以下の通りです。
- Starcraft Ⅱ
- Warcraft Ⅲ:The Frozen Throne
eスポーツの種類(種目)⑧:パズル
パズルゲームとは、次々に落ちてくるパズルを組み合わせて、積み上げられたパズルが画面いっぱいになってしまう前に消していくものです。どれだけパズルを消し続けられるかによって勝敗が決まります。
操作の正確さ・頭の回転の速さなどが求められます。単純なルールとなっており、暴力的な表現などもないため、子供から大人まで幅広い世代が楽しめる種類です。
パズルの代表的なタイトルは以下の通りです。
- ぷよぷよシリーズ
- TETRISシリーズ
まとめ
いかがでしたでしょうか。
eスポーツには、主に「格闘・スポーツ・MOBA・シューター・DCG・RTS・パズル」の7種類あり、シューターにはFPS・TPSの2種類あります。それぞれの種類によって、観戦・視聴のしやすさや、ゲームのしやすさなど異なります。
自分の得意な種類や興味のある種類から始めてみてください。